いつでも目を光らせ、あなたの家のスキを狙っている侵入盗。彼らから家族や財産を守るには、彼らのことをよく知ることが第一歩です。そしてあなた自身の防犯意識を高めることが大切です。
キーセンターしんやはそんなあなたをサポートいたします。



ピッキングだけじゃない!玄関・勝手口からの侵入法

“誰でも手に入れられるピッキング用工具”
玄関の鍵などを特殊工具で聞けてしまうピッキング。テレビや新聞などでもその手口が盛んに取りあげられたのでご存じの方も多いでしょう。
もともとピッキングは鍵屋さんの技術で、金庫、玄関ドア、車などの鍵をなくした場合に開錠してもらうものです。それが今では空き巣技術の代名詞のようになってしまいました。
ピッキングはその道のプ口なら10秒程度で開錠することができます。特に来日不良外国人による犯行が増えています。ピッキングのための工具は、近年誰でも購入でるようになりました。購入するうえでの条件もとくにありません。誰でも手にすることのできる技術なのです。

“隠した合鍵は見つけられると思え”
あなたのお宅では鍵を郵便受けの中や植木鉢の下等に隠していませんか?もし、そうなら、泥棒には簡単に見つかってしまいます。
「隠してあった合い鍵で侵入された」ケースは、全体の約1%強。たったそれだけ?と思われるかもしれませんが、それは「ピッキングで侵入された」ケースとほぼ同じ割合です。
合い鍵探しは、無締まりの窓を探すように、泥棒にとってはごく自然の行動なのです。

“玄関ドアや勝手口のこんなところにも注意!”
ピッキングに代わりに増えてきているのが 「サムターン回し」や「カム送り」といった新しい手口です。
「サムターン回し」は、ドリルでドアに穴を聞け金属の棒を使ってサムターン(ドアの内側にある鍵のつまみ)を回して開けてしまう手口です。中には、のぞき穴のレンズを外したり、郵便受けを外し直接手を入れてサムターンを回すなどの手口も見られるそうです。
「力ム送り」は、鍵穴を囲うシリンダーカバーを引張って浮かせ、その隙間に針金などでを錠内部のカムと呼ばれる部品を動かして開錠する手口です。


侵入するのに10分かかると、ほとんどの泥棒はあきらめる

“ドロボーが犯行をあきらめる時”
侵入盗は何より人の視線を恐れます。
あきらめる理由としては、「近所の人にジロジ口見られた」が最も多くトップ。近所付き合いが盛んで、見知らぬ人に対して警戒心を抱くような街を、泥棒が選ばないのがよくわかります。
「犬を飼っていた」という理由も上位に挙げられています。やはり猛犬は泥棒も避けるようです。
「光」も、泥棒は苦手です。夜間に侵入しようとしても、明るく照らされていると犯行には及ばないケースが多いようです。
「音」にも敏感です。ガラス破りでも、約半数の泥棒が「なるべく音を立てないように」しています。

“留守かどうかはこうして判断している”
空き巣の約半数は犯行に及ぶ前に下見をすると言われています。成功の可能性が高いところを彼らなりに慎重に見極めているのです。
彼らは、アタリ行為といって侵入する前に狙った家が留守かどうかを事前に確認したりします。具体的には玄関のインターホンを鳴らしたり、無言電話をかけたり、窓に石を投げるなど。他にも電気等のメーターをチェックしたり、新聞勧誘や宅配便を装って留守の確認をする場合もあります。

“侵入しようとしても時間がかかれば・・・”
空き巣などが侵入をあきらめる時間としては警視庁の調べでは「2分」が約17%、「2〜5分」が約51%、「5〜10分」が約23%と侵入口の防犯設備が開錠行為や破壊行為に10分間持ちこたえれば、ほとんどの泥棒はあきらめるのです。
早い話、いくら時間をかけてもいいのなら開かない錠はありませんし、破れないガラスもありません。しかし侵入に時間がかかれば、発見される可能性が高くなるのですから、彼らとしても、必死なのです。空き巣は「鍵開け3分、物色5分」と言われますが、まさにその通り。素早く侵入し、素早く逃げる。時間との勝負なのです。